向かい風

近頃不思議に思っているのは、自転車通勤の際には、殆ど常に向い風が吹いていることだ。始点と終点を完全な直線で結んだ如き道を通る訳ではなく、何度か直角に近く曲がったりしながら走るのだが、何故か風向きは変わらない。往路と復路は同じ道なので、朝と晩では全く逆向きに走るわけだが、不可解なことに行きも帰りも向い風だ。猛烈な速度で走っているから、相対的な風を感じているのではない。信号待ちで停まっていると押し戻されそうになるくらい、明らかに風が吹いている。歯を食い縛って前に進もうとしても遅々として進まず、かといって止まって休もうものなら折角進んだ分も押し戻されそうになるなんて、恰もオヤヂの逆風人生そのものだ。通勤が人生の縮図だなんて、辛過ぎる!

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