映画”The International”

Clive Owen主演、Naomi Watts共演の映画 “The International” (邦題「ザ・バンク 堕ちた巨像」)をDVDで観た。凄く真面目に作ってあり、全編緊張感が満ちた侭で最後まで途切れない、良い作品だと思った。後半、クライマックスに差し掛かったところで、最後はどう締め括る積もりのか…と少々不安にさえなったが、観終えてみると、ああいう終わり方しかないだろうな、という結末だったので、安堵すらした。

ちょっと前には、やはりClive Owen(とJulia Roberts)主演の”Duplicity”を観て、なかなか良かったという感想を持ったが、今回のThe Internationalの方が、更に良かった。Clive Owenの出演作を、オヤヂは結果的にかなり沢山観ているのだと思う(ゴスフォード・パーク、ボーン・アイデンティティー、すべては愛のために、クローサー、キング・アーサー、シン・シティ、トゥモロー・ワールド、インサイド・マン)。2000年頃から暫くは、BMWのネット用プロモーション短篇映画”The Driver”に主演しており、非常にクールで格好良い役だったし、ボーン・アイデンティディーでJason Bourneに対する暗殺者役を演じた時にも似合っていたので、Pierce Brosnanの次のJames Bond (007)役に相応しいのではないか、という声もあったようだ。しかし、その後の作品群を振り返ってみてオヤヂが思うに、Clive Owenには笑顔が似合わない。クールなヒーローを演ずるには、クールな表情と対を成す、飛びっ切りセクシーな笑顔が必要だと、オヤヂは信ずるのだが、Clive Owenの笑顔は、全く印象に残らないのだ。その辺が、畢竟Daniel CraigがJames Bond役に抜擢された理由なのではなかろうか、と、今更ながらふと思った次第である。 😎

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