本日の昼食は、ランチョン・セミナーに出席してタダ飯（幕の内弁当）を喰う、という手もあったのだが、オヤヂは福岡国際会議場を離れて街中に繰り出し、”福岡ラーメン総選挙 第１位”という垂れ幕が誇らしげな、「らーめん 次男坊」という店で「黒ラーメン」を食べた。豚骨スープ＋細麺に、焦がしたニンニクが入っているというシンプルなラーメンだが、確かに豚骨スープが好きな人なら、かなり美味しいと思うに違いないと確信できる味だった。だが、オヤヂは、醤油ベースのあっさりスープが好きなので、要するに「福岡/博多ラーメン」を体験してみました、ということで、スープは飲み残して終了。口直し(?)に近くの天ぷら屋さんに入り、えび天ぷら定食を完食してしまったので、膨れ上がり過ぎた腹を抱えて午後を過ごすことになった。

夜は、「華味鳥」中洲本店で、鶏の水炊きを食べた。オヤヂの”常識”からすると、夏に水炊きというのはやや奇異な感じがするが、福岡では夏こそ水炊き、というのが逆に常識らしい。しかも、水炊きに入れる主たる野菜は、白菜ではなくキャベツ。もしかすると季節的に白菜が入手し難いということもあるのかもしれないが、白菜だとスープが水っぽくなってしまうのを避ける為に、敢えてキャベツを使っているのだという店員の説明だった。いずれにせよ、冷房の効いた室内で水炊きを食べる、というのも、悪くないものだということが判った。