アスパラガスの匂い

我家の家庭菜園のアスパラガスは、流石に1度に大量の収穫はないものの、”数日に1度、数本ずつ”程度の割りで、コンスタントに採れている。採れたてのアスパラガスは、しっかりした甘味と強く独特の風味があるので、少ししかなくとも、オヤヂも妻も大きな満足感を味わえる仕組みだ。

ところで、アスパラガスを食べるといつも思い出すのが、Bruce Willisが何かの映画の中(Michelle Pfeifferと共演した”Story of Us”だったか?)で、”Your pee smells weired after eating asparagus.”というような類の台詞を言っていたことだ。オヤヂは、アスパラガスを食べた後に、自分の尿がいつにも増して臭くなったと感じたことは無いが、アスパラガスと尿の臭気の関係は、結構有名な話らしい。

例えば、ちょっとネット検索をしてみれば、“Why Does Asparagus Make Some People’s Urine Smell Funny?”の如きサイトは山程見付かる。”Story of Us”の中では、aspartic acid (アスパラギン酸)のせいで臭うことになっていたと思うが、上記のサイトでは、methyl-mercaptan (メチルメルカプタン)等の硫黄を分子構造に含む代謝産物が、アスパラガスの食後30分以内に産生+尿中に排泄されるため、腐った卵や痛んだキャベツに似た匂いがするのだと説明されている。また、アスパラガスを分解してmethyl-mercatptanを生成する為の酵素を体内に備えているヒトは、全体の4割から半数以下らしい。すると、アスパラガスを食した後でもオヤヂの尿が臭わないのは、オヤヂにはmethyl-mercaptan産生酵素が欠損しているということか? 通常は、酵素欠損症というと代謝障害、即ち病気に繋がることが多いが、今回に限ってはこの酵素欠損症はちょっとありがたい気がするのは、オヤヂだけではなかろう。 だって、美味しいアスパラガスを食べた後に、自分の尿が温泉臭くなったら厭ジャン?  😳

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