スポーツ走行しちゃダメなの!? (911 GT3 RS)

一昨日修理に出したオヤヂのPorsche 911 (997前期型) GT3 RSは、昨日のうちに修理を終え、今朝にはもう手元に戻ってきた。故障としては、基本的にファンベルトが切れたことによって一元的に説明可能な症状のみだったので、ファンベルトの交換だけで済みそうなものだったが、切れたファンベルトの屑が幾つかのプーリー(滑車)の軸に絡まったり、プーリー自体に焼き付いて取れなくなっていたりした為、リア・バンパーやエンジン吊り下げ棒やらを外した上で、プーリー達の掃除や交換をするという大変な作業が必要だったとかで、16万円を超える請求額を伝えられた。

エンジンがオーバーヒートしたことに因り、例えばシリンダーヘッドのガスケットが熔けていたり、シリンダーヘッド自体が歪んでしまっていたりした場合は、かなり深刻な損傷となっていた筈だが、幸いにもそこまで酷いダメージには至らなかったようだ(エンジンを降ろして内部を点検した訳ではないので、本当のところは不明だが)。

しかしここでオヤヂが問題にしたいのは、ポルシェセンターの態度だ。水冷エンジンになってからは滅多に切れる筈が無いと言われるファンベルトが、車検の僅か1週間後、即ち車検後の実質的な初走行で、切れてしまったことは大いに問題だと思うのだが、担当者からは「スポーツ走行をすると、クルマはどうしても壊れ易くなりますからネェ…」と、さもオヤヂの使い方に非があるように言われた。おいおい、ちょっと待ってよ。今回壊れたクルマは、製造後僅か3年、走行距離も僅かに1万2千kmの、Porsche 911 GT3 RSだよ。フル・バケット・シートとロール・ケイジが標準装備で、スポーツ・クロノ・パッケージ(ステアリング脇のレバーで操作可能なストップ・ウォッチ機能を含む)も付いている、明らかに最初からサーキット走行を念頭に置いて製造・販売されているように見える車両だよ。実際、是非ともサーキットでこのクルマの醍醐味をご堪能ください、の如き宣伝だってされている訳だし。でも本当は、そのクルマでスポーツ走行をしちゃ駄目だっていうの?! Porsche 911 GT3 RSって、見掛け倒しのクルマだっていうこと? ドイツのポルシェ本社(Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG.)に本当にそうなのか、訊いてみたいなぁ…。

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