久し振りに餅搗きをしてみた。といっても、臼と杵を用いて行う重労働の餅搗きではなく、餅米を炊く・蒸す・捏ねる（搗く）を全自動でやってくれる餅搗器を用いたので、至極簡単で楽な作業であった。多少なりとも面倒だった点を強いて挙げれば、餅米を洗ってから数時間水に浸しておいた後、充分に水切りをしなければならなかったことくらいだ。

全自動の餅搗きは、臼と杵の餅搗きに比べると、イベント性では数段劣ることは否めないが、それでも実際の”餅搗き”シーンは充分に楽しいし、搗き上がったばかりの餅の味は、保存してあった餅とは比べようも無い程美味だ。元来、オヤヂは餅が好きで、季節に構わず（夏でも）焼餅を食べたりするのであるが、やはり真冬に搗きたての餅をほうばるのは、格別である。