Matera (Basilicata), Italy

本日は、朝からTarantoを離れて、Materaへ向った。少々道を間違えたせいで、Superstradaを通らずに、ひたすら田舎道を走ることになったが、結果的にはそれが非常に良かった。

田舎道の途中には、ワイン用ブドウ畑が散在しており、果実が雨に濡れるのを防ぐ為(?)のビニールの覆いが、ブドウ畑全体に被されているのが印象的だった。ブドウを一粒だけ失敬して齧ってみたが、ワイン用の果実だけに、非常に酸味が強かった。

ブドウ畑の傍には、牧羊犬を連れて羊を追う、羊飼いの親爺の姿もあった。牧羊犬はかなり賢そうで、本気で仕事に打ち込んでいる雰囲気というのか、犬の緊張感が伝わってくる感じで、少々近寄りがたい気さえした。

そうして、昼には世界遺産であるMateraに到着。本日の宿泊先は、Locanda di San Martinoというホテルだが、街の洞窟住居さながらに、洞窟風の客室になっている。

ホテルにチェックインしたら、さっそく町の探索を開始した。石灰岩でできた町は、陽光の照り返しが強烈で、晴れた日中に屋外に出る際には、サングラスが必需品である。迷路そのもの(町の観光協会発行の正式なガイド・マップでさえ、細い通りは超イイ加減に描かれている)の石段の通路を上ったり下りたりしながら、DuomoやMadonna de Idris教会、San Pietro Caveoso教会などを見学した。

かなり歩き疲れ、喉もカラカラに渇いたところで、San Pietro Caveoso教会の隣にある洞窟レストラン、Ristorante Francescaで昼食を摂った。
 生チーズのStracciatellaをチコリに乗せ、アーモンド・スライスを散らして。
 バジリコとほんの僅かなミントを散らした、とても深い味わいのCaprese。
 Cavatelli del Monterrone
 複雑な形のパスタ、Riccetti_di_pasta_frescaは、干しブドウと干しトマトが味に絶妙な風合いを醸し出していた。
 地元Basilicata州産の白ワインも、とてもフルーティで美味しかったし、
 デザートのCassata sicilianaに至るまで、総てが完璧で、今回の旅行中のこれ迄の食事の中で、間違いなく最高だった。

夜は、ホテルの近所の洞窟レストランで、軽目の夕食にした。

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