Blitz R-VIT DSを装着(NC Roadster)

昨日迄の連休中には、オヤヂのMazda Roadster (NCEC)に、種々の電子機器(HKS VAC type-CZ, j-road TREC-FWX, Blitz R-VIT DS)をDIYで取り付けた。

HKS Speed Limitter解除装置 HKS VAC type-CZ: スピード・リミッタ解除装置。NCEC Roadsterの場合は、エンジンルーム内にあるECUの配線に接続し、隣接したヒューズボックス内に両面テープで固定。公道走行では全く不要なものだけれど、サーキット走行(特に富士スピードウェイ)では必須。これでFSWの国際レーシングコースのホームストレートを、ストレスを感ずることなく走行できそうだ。

電子制御スロットル・コントローラ j-road TREC-FWX: 電子制御スロットル制御回路。NCEC Roadsterは電子制御スロットルを備えている。昔のガス・ペダルのように、エンジンルーム内まで伸びたワイヤが、ガソリン噴出ノズルの開閉を機械的に調節するのではなく、ガス・ペダルの動きに連動して発生する電気信号が、電子制御スロットルに伝わってエンジン出力を調節する仕組みである。従って、理論的にはより俊敏な反応性と、よりきめ細やかな調節性とが得られる筈である。ところが、Mazda NCEC Roadsterの電子制御スロットルは、ともすると反応が鈍いという不満の声を聞くことが稀ではない。その不満を解消するのが、電子制御スロットルの制御回路(ちとややこしいが)だ。TREC-FWXは、ガス・ペダル(アクセル)の開度が10-70%の領域で、電子制御スロットルの作動比率を31段階に変更可能にする装置である。実際、TREC-FWX装着後は、ガス・ペダルを軽く踏むだけで鋭くエンジンが吹け上がるようになった。

マルチメータ Blitz R-VIT DS: 車両情報モニタリングシステム。サーキット走行では、公道走行とは比較すべくもない程に、クルマに負担を強いることになる。特に夏場は、エンジンにとって過酷な条件にすぐになり易いのは間違いないため、エンジン関連の各種パラメータは是非ともモニタしておきたいものだ。しかし、純正のメータパネルには、速度計、回転計、水温計、それに燃料計程度しか備わっていないのが普通だし、水温計もごく大雑把で、実際の温度を詳細に知ることが出来るものが付いていることは、非常に稀だったりする。そこで、所謂”走り屋”さん達は、水温計、油温計、油圧計等の各種メータを、後付している訳だ。純正には備わっていない色々なメータ類が、運転席周りのダッシュボードやピラーにこれ見よがしに並んでいるのも格好良く見えなくもないが、Mazda Roadsterの如き室内の狭いクルマの場合は、沢山のメータの取り付け場所が無くて苦労し易い。

そんな悩みの解決策のひとつが、カー・ナビゲイション・システムの液晶モニタを表示機の代用品として使用してしまう手だ。例えばHKSでも同様のシステムを出しているようだが、こちらの製品に先に気付いたというだけの理由で、オヤヂはBlitzのR-VIT DSを選んだ。クルマに元来備わっている故障診断用コネクタにカプラを差し込んで情報を取得し、得られた情報をカーナビのモニタに表示させる、という単純な装置だが、30種類(車種によっては情報数の制限あり)の表示可能項目があり、最大6項目まで同時表示可能なので、オヤヂにとっては充分な機能を備えていると言い得る。オプションの油温と油圧のセンサも購入したので、それらを車体に組み付ければ、油温と油圧も即表示可能なので、とてもグーだ。 😎

但し、ひとつ問題があった。それは、純正ナビは、走行中に情報入力操作や外部ビデオ信号入力を受け付けなくなってしまうことだ。幸い、オヤヂのMazda Roadsterに装着されているMazda純正(実際にはClarion製)のナビは、サイド・ブレーキ信号の入力の有無で、走行状態か否かを判定しているため、サイド・ブレーキがオフである、という信号がナビに届かないようにしてやる(サイド・ブレーキ信号ケーブルを切断後、接地させる)ことで、走行中にもR-VIT DSからのビデオ信号(車両情報)をナビの液晶に表示させることが可能になった。

また、シート・ヒータ用のスイッチ設置部分(エアコンのスイッチ/調節ダイヤルの下側、シガー・ライタ・ソケットの右側)がオヤヂのNCEC Roadsterでは”無駄なスペース”になっていたので、上記施工の際にセンターコンソールやナビを取り外した序でに、シート・ヒータ・スイッチ設置部位のプラスチック板を切り取り、R-VIT DS本体を設置できるように加工した。

今度の週末には、エンジン・オイル及びオイル・フィルタの交換がてら、油温と油圧センサの装着を試みるとするか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です