氷上運転訓練3日目(@フィンランド)

Lapland, Finlandの氷上でのAudi Driving Experienceも3日目を迎えた。明日の午前中にも2時間程度は氷上走行が可能な予定になってはいるが、早目の昼食を食べたら直ぐに(帰国の為に)空港へ向かわねばならないので、思う存分氷上走行訓練ができるのは、今日が最後である。

凍結湖面の氷上走行コースは、1(短)、2(中)、3(長)に分かれており、番号が大きくなるにつれて、カーブのR(半径)が大きくなり、平均走行速度が高くなるように設計されている。本日はまず、ギアも4速まで使える(3速ホールドで、目一杯エンジンを回して”遊ぶ”ことも可能だが)し、最高速も80km/h以上に達する、コース3の走行練習から始まった。コース3は、カーブの曲率や道幅が、舗装路のレーシングサーキットと似ているので、オヤヂとしてはかなり「実践的」な走行練習ができた。勿論、折角の低μ路でグリップ走行をしたのでは意味がないので、4輪ドリフトをしながら”氷上サーキット”を周回した訳だが、派手なドリフトをするのではなく、4輪を滑らせながらも、コーナーからコーナーへ最短距離で移動する感覚、というのを少し掴み掛けることができた気がした。舗装路面のサーキットでは、恐らく200km/h超の速度で走行していないと、この氷上でのコース3と同様のドリフト状態というのは起き得ないだろうと思うので、普通なら命懸の一大決心をしないと体験し得ない状況を、連続して好きなだけ体験できるのは、本当にこの氷上運転訓練受講者の特権だ。

そして、コース3の走行に慣れたら、今度はコース2と3を繋いだ、1周するのに10分を要するロングコースの走行練習だ。2つのコースを繋いだからといって、それぞれを順番に走るのではなく、スタートはコース3だけれども、途中からコース2の一部を走り、次いでコース3の一部を走ってからまた2の後半に戻り、最後は3の残りを走ってゴール、というような設定になっている。その為、変化に富んだ”新”コースが出来上がっており、3日間の仕上げにはもってこいなのだ。実際、コース3で調子に乗っていると、コース2に切り替わった途端にオーバースピードでコーナーを曲がりきれないとか、逆にコース2を慎重に走行したあとにコース3に戻った直後は、巧く適正速度まで加速できずに、高速コース走行の醍醐味を味わい切れなかったりと、まだまだ課題だらけであることを痛感させられたオヤヂであった。

昼食後には、レクリエイション企画の1つとして、ヘリコプターに搭乗し、凍結湖上の氷上コースを俯瞰させて貰った。薄々は気付いていたが、空から眺めてみると、やはり昨年よりも細長い形の湖が使われているのが明らかで、コースも細長いレイアウトだった。

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