エビスサーキット(東コース)走行会に参加

エビスサーキット・東コースの走行会に参加してきた。エビスサーキットは、福島県二本松市にある東北サファリパーク内にあるサーキットで、東、西、南、北、峠、ドリフト、etc. の多彩なコースを備えた、総合モーターランドだ。先月に行った菅生サーキットは宮城県で、今回のエビスサーキットは福島県と、関東からはエビスの方が多少近いが、前者はオヤヂの棲処から300km、後者は230km離れており、今回もかなり遠かった。

今回の走行会場である東コース(全長2,061m)は、山間の地形を利用した、日本一アップ・ダウンの激しいコースとして有名らしい。サーキット走行初心者のオヤヂは、エビスサーキットの走行は初めだったし、Mazda NCEC Roadsterにオイル・センサを装着後初のサーキット走行でもあったので、期待と不安感・緊張感の混在した心持で臨んだ。午前8時半から午後4時半迄、8時間の貸切走行会だったので、走行時間は充分過ぎる程たっぷりあり、それがまた逆に心配の種(丸1日走り切るだけの体力や気力があるか、途中事故やトラブルを引き起こさないか、等)だったりした。

事前には、快晴で高気温の天候予想だったが、朝方は曇天で、気温も摂氏23度とかなり低目で、おまけに午前10時過ぎには雨が降り始めてしまい、結局夕方まで降り続く始末だった。それで、事前の想像とはだいぶ違い、塗れた路面で滑るのが怖いので走行にはあまり熱が入らず、時間的には何百周も出来ただろうに、実際には50周程度で終わってしまった。タイムは、朝方のドライ・コンディションでのベスト・ラップが1’15”台、その後のウエット・コンディションでは1’17″台だったので、NCEC Roadsterで初走行者のタイムとしては、まずまずじゃないの? という評価だった。師匠の(有)Brightning嶋崎氏には、「突っ込み過ぎ。もっと早く曲がって、早くアクセルを開けるようにしないと。」というアドバイスを貰った。

ウェット・コンディションでは、お約束のスピンも経験した。Brightningのデモカーでもある嶋崎氏のNCEC Roadster (師匠のベスト・ラップは、ドライで1’08”台、ウェットで1’13”台と桁違い)に先導して貰って、結構気持ちよく周回を重ねていた積りだったが、少し慣れて油断が生じたのか、1コーナーの出口・S字に入る手前あたりで、何故かスピン。ギアは3速で、加速途中で比較的スピードも出ているところなので、滑り始めたら思ったより派手にコースアウトしてしまい、雨で泥沼化した草叢に嵌ってもなかなか止まらず、コース脇の切り立った崖の壁面にお尻がめり込む寸前で辛うじて止まった。泥沼に嵌って脱出不能かとも思われたが、それも何とか自力で脱出でき、結果的にはたいしたアクシデントではなかったのだが、バックミラーに映る崖がグングン迫ってきた時には、ヒョエーッという感じで肝を冷やしたし、止まった途端にエンジンストールで、メーターパネルのあらゆる警告燈が点きまくり、エンジンをなかなか再始動できなかった時も、あ~ぁ、やっちまったか? という感じで落ち込んだりした。 😳

しかし、それよりもショックだったのは、最終コーナーを2速で回り、コーナー終盤からホームストレート前半の上り坂の途中で3速にシフトアップした途端、全くエンジン回転数が上がらず、従って車速も伸びず、その後の下りになって漸く速度が上がり始めるものの、4速にシフトアップはできず、1コーナーの手前で140km/hに達しない侭でブレーキングを開始しなければならなかったことだ。これで1(~2?)秒はタイムを損した気がする。試しに師匠の6MTをお借りして乗ってみたが、オヤヂの5MTだと2速と3速で周るコースを、3速と4速で周ってしまうクルマで、問題の上り坂も、3速で入り、順調に加速後、余裕で4速にシフトアップ、という具合。両方ともNCEC Roadsterであり、エンジンは同じ筈なので、要は5MTと6MTのギア比の問題に集約される。元来が非力なRoadsterなのだから、パワーが必要な時に適切なエンジン回転数が得られないのでは駄目な訳で、常に適切なパワーバンドで走れるよう、ギアの選択肢が多い方が良いに決まっている。う~ん、5MTの方が楽しそうだ、と根拠も無く信じ込もうとしていたが、やはり間違いだったか。 😐 パワー・アップを図るようなチューニングの方向は(折角のトータルバランスの良さを損ねてしまいそうなので)避けようと思っていたのだが、考え直す必要があるかもしれない。坂道を登れないんじゃぁねぇ…。 😥

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