ケイデンス

最近、何かの拍子に「ケイデンス」という言葉を知った。英単語”cadence”は、訳すと拍子、リズム、調子となるようだが、一般に所謂リズムはrhythmだし、音楽用語の「拍子」にはtimeやmeasureという単語が該当するらしく、cadenceは特に自転車業界用語でペダルの回転数を指す言葉として定着しているようである。

オヤヂが自転車通勤を”再開”してから10ヶ月余りになるが、始めて1ヶ月程経つと、片道23kmの通勤距離を最も無理なく(≒疲労を最少限に留めて)走り切るには、車速の維持よりもペダルの回転数の維持の方が大切であることに気付いた。そして、何となくペダルを毎秒1回転(= 60rpm)で回し(漕ぎ[←舟{のオールや櫂}を漕ぐのと同じ漢字を使うのが意外だ!])続けられるようにすると、調子が良いような気もしていた。長距離を走行中には上り坂/下り坂、向かい風/追い風、等の条件変化で容易に車速の変更を強いられるが、この際にペダルを漕ぐ力を変えて車速の維持に努めるよりも、こまめにギアチェンジをして常に適切なギアを選択することでペダルの回転数を一定に保つと、ペダルを漕ぐ力(≒自分の脚や心肺に掛かる負荷)も一定に保つことが出来て、結果的には相対的に楽に感じられるのである。実際、Wikipediaに拠れば「凡その目安として、実用車では50~60rpm、サイクリングや長距離走の場合は70~90rpm、ロードレースの場合は80~120rpm、競輪などトラックレースでは(瞬発的に)170rpm程度とされる。」そうである。至極納得!

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