特に、生ホタルイカ(蛍烏賊)と生アンキモ(鮟肝)は、生まれて初めて食べたが、文字通り死ぬ程美味しくて、今迄美味しいと思って食べていたオヤヂの好物たちが霞んでしまう程であった。
また、アラの刺身も特別に出して戴けたが、以前和歌山で食べたクエ(九絵)とは味が違っていたので、スズキ目ハタ科マハタ属の魚で九州の方言でアラと呼ばれるクエではなく、スズキ目スズキ科のアラ(魚辺に荒)なのだと思う。何れにせよ、このアラもおいしかったぁ!
気取らぬ佇まいの店内で、良心的な値段で絶品の料理と酒を味わえる、素晴らしい旭屋さんに感謝だ。予め予約を入れる際に、昨日が妻の誕生日だったことを伝えてあったせいもあり、至れり尽くせりのもてなしを受けることができ、妻とオヤヂとしては本当に幸せな気分だったが、友人の店主側は商売にならなかった恐れがあり、迷惑でなかったことを祈るばかりである。