今日の宴会で連続3夜目だが、今夜の宴会こそ本命中の本命、「のんびり走行会」の忘年会だった。今年1年の走りを振り返る会という性格を会の主だったメンバーも皆其々弁えていて、走行会主要メンバーの1人であるT氏の経営する某有名チェーン系居酒屋の会場には、
驚いたのは、Iインストラクタは口頭での講評ではなく、メンバー各々の通年の成績表をわざわざ印刷して持参し、手渡してくださったことだ。そして、Iインストラクタの現場(サーキット)での優しい指導スタイルとは裏腹に、成績表の評価がとても手厳しいのにも恐れ入ったが、指導者はこうあるべきだという見本の如き、馴れ合いでの甘えは許さないぞ、という真面目な姿勢は、オヤヂには寧ろ好感が持てる。本来は公表すべき内容ではないのだろうが、恥を忍んで以下に成績表の内容を転載する。
【2011年 ドライビングレッスン 通知表】
初級クラス 座学 | 判定 | |||
サーキットの基本的なルールを知っているか(人、装備) | 5 | |||
コース内の走行ルールを知っているか | 5 | |||
車両に対する基本的な知識が有るか(摩擦円の概念) | 5 | |||
安全運転に対する意識は有るか | 5 | |||
初級クラス 実技 | ||||
正しいドライビングポジションが取れるか | 5 | |||
正確なステア操作ができるか(ポジション、転舵速度) | 5 | |||
正確なシフト操作ができるか(トルク、馬力のピーク) | 5 | |||
正確なブレーキ操作ができるか(フル制動、リリース) | 5 | |||
中級クラス | ||||
車のコンディションを把握しながら走行できるか | 5 | |||
自分の技量の中で走行できるか | 5 | |||
メーターを見ながら走行できるか | 5 | |||
先を見ながら走行できるか | 5 | |||
他の車両を意識しながら走行できるか | 5 | |||
ヒール&トウが正確にできるか | 5 | |||
上級クラス | ||||
安定したタイムで走行できるか | 4 | |||
ブレーキポイントは安定しているか | 4 | |||
減速Gのコントロールができているか | 4 | |||
コーナーリングブレーキを使えるか | 4 | |||
状況に合わせて転舵速度をコントロールできるか | 4 | |||
状況に合わせたリカバーができるか | 3 | |||
各コーナーのライン、速度を読めるか | 4 | |||
荷重移動を意識した走行ができるか | 4 | |||
狙った周にタイムを出せるか | 3 | |||
ジムカーナ | ||||
意識的にオーバーステアを誘発できるか | 4 | |||
定常円のドリフトコントロールができるか | 3 | |||
富士SW | ||||
エビスでのパフォーマンスを出せているか | 3 | |||
ライン取り、ブレーキポイントが理解できているか | 3 | |||
[コメント]
基本的な運転技術は高いレベルにあります。
スムーズで状況に応じた操作もできているので、一般的な運転であれば文句なしです。タイムの方も、客観的に見てインストラクタの1秒以内のレベルです。
エビスに関しては、最終コーナーを上手くまとめればインストラクタと同タイムは出せるはずです。トラクションコントロールをOFFにした時のスピンが目立ちますので、ジムカーナでタイヤの限界付近の練習が必要でしょう。あとは、現状だと沢山周回した中の上手く行った周がベストになっているので、自分が狙った周に出せるようになると、よりタイヤやマシンのコンディションが美味しい領域が使えるのでタイムも向上します。
富士SWに関しては、エビスでのパフォーマンスがまだまだ発揮できていません。単純にコースに慣れていない部分が大きいので、もっと走行を重ねてライン・ブレーキポイントが安定してくれば良くなります。ただ、最初と比較するとブレーキの踏力コントロールなどは相当良くなっています。
[今後の課題]
① タイヤのスライドコントロール。
② 狙った周にタイムが出せるようにする。
③ 富士SWの走行ライン&ブレーキポイントを安定させる。
よし、Iインストラクタに戴いた課題を克服できるよう、来年も頑張るぞぉ!